食品は、安全安心が欠かせません。
安全安心は、食品を美味しい~と感じる度合いにも大きく関わっていると思います。
どういうことかご説明する前に、以下は在フランス大使館のHPに掲載されている
最近寄せられたフランス国内での邦人被害の例の一部です。
●混んでいるバスを降車後、リュックサックが空いていることを指摘され中を確認したところ、貴重品の盗難被害に遭っていることに気づいた。
●通りを歩いていたところ、何者かに「あなたは日本人か」「マスクをくれないか」等と話かけられ、相手をしていたところ、所持品を強奪された。
●混み合っている店内で、突然人がぶつかってきた。すぐに鞄の中を確認したところ、パスポートを含む貴重品がなくなっていた。
※どこの国でも危ないと言われる場所に行けば同様に注意が必要です。
話を、美味しい~と感じる度合いの話に戻します。
今、あなたは、パリのシャンゼリゼ通りを歩き、凱旋門を見上げているとします。
あなたは、その本物の迫力に圧倒され、優艶さに胸をときめかすことでしょう。
それと同時に、抱えている鞄を誰かに掏(す)られるるのではないかという不安を
心のどこかで感じるかもしれません。
その状態では、あなたが凱旋門を感じる度合いは、
もしかしたら90%、人によっては70%かもしれません。
今度は、あなたは某ディズニーランドに遊びに来ているとします。
メインストリートを抜け、シンデレラ城を見上げたとしましょう。
あなたはその(本物ではない)ファンタジーの価値観で作られた外観に、
夢と魔法を感じることでしょう。
しかしその時に、鞄を誰かに掏られる、などと不安を感じているでしょうか。
おそらくほとんどの人は感じていないのではないでしょうか。
その状態で、あなたがシンデレラ城を感じる度合いは、
もしかしたら100%、人によっては120%かもしれません。
安全で安心な場所であることが、物事に感じる度合いを上げてくれる。
安全が作る安心とは、そういうことなのかもしれません。
表面上には見えない「安全安心」とは、なんと尊い。
独立衛生探究者てんさん